いつもお仕事ご苦労様です。この手の仕事は、見損ないが致命的失敗につながります。視覚最優先の選択をしましょう。
どんなに優秀なレンズでも、周辺部は歪んでいます。必要な視野を確保できる範囲で、最小のフレームを選んでください。目とレンズの距離が、ちょっと違うだけで大きさの感覚が変わります。安定させたければ、常に、同タイプのデザインを選んでください。
できれば、測る時に、いつも使っている道具をひとつお持ちください。度数の感じが、感覚としてわかりやすいはずです。水平・垂直・四角と円の見え方などを、納得いくまで追いつめてください。検査用のレンズで完璧でなければ、よい仕上がりは期待できません。色彩も含め、レンズの歪み感を押さえることを最優先するなら、ガラスのマルチコートがベストです。プラスチックは無色マルチにしてください。
遠近両用は、通常レンズと比較すると歪のカタマリです。選択される場合は、予算優先ではなく、歪み感が最も抑えられる性能を持ったレンズにしてください。（安くはありませんが） また、遠近両用より、中近両用、近々両用のほうが歪む率が低い傾向にあります。
専用のクリーナーが望ましいですが、真水に中性洗剤を少量混ぜ、指で全体を軽くこすり洗いでも結構です。
ネジ部は、歯ブラシで泡立たせるといいでしょう。その後、超音波洗浄をかけると完璧です。
