メガネの話の前に、小児検診等で、視力のチェックを怠らないことが重要です。特に、遠視・斜視の疑いがないかを確認し、医師の指示に従ってください。メガネをかけることになったら、処方箋をもらってメガネ店へ、出来上がったメガネは医師にチェックしてもらいましょう。
物心つくまでは、メガネをかけることの認識がないので、こわす、なくすは日常茶飯事と心得るべきです。
モノにぶつかった時の破損・けがを考え、子供専用に開発されたフレームをお勧めします。子供用フレームは、生産量が大人用より少ないため、低価格のものが見つけにくいので大変ですが、1年に1本は買い替えるつもりでいてください。最近は、弾性に優れたメタルやプラスティック材料が多く出ており、これらを使用したメッタなことでは壊れないフレームがあります。
曲がってしまうのはしかたがないことですから、遠慮せずに店で調整してもらってください。
よほどの事情がない限り、プラスチックにしてください。理由は破損時の安全性に尽きます。レンズの仕上げは、通常のマルチハードコートで結構です。傷防止コートを付けたとしても、子供の扱いではあっという間に傷だらけにすることがあります。目を最優先するなら、深い傷はレンズ交換すべきです。できれば、3ヶ月から6ヶ月に一度交換してあげてください。
目は体の機能の中でも、最も早く成熟する部位のひとつです。この時期の失敗は、後で取り返しがつきません。医師の指示は忠実に守ってください。この時期の不適切な処置が原因で、なにをやっても視力が回復しない若者を何人もみています。100%、親の責任で対処してください。