メガネはどこで作られるのか?
2013-12-11
メガネのメーカーはどこだと思われます?
メガネフレームは福井県の鯖江市が産地として有名です。
メガネレンズメーカーの数も、国内に数十は下りません。
でも、これらはメガネの部品に過ぎません。
皆さんが小売店で商品を買われる時、棚に展示されているものをそのまま
レジにお持ちになり、お金を払って自分のウチに持って帰る。それが当たり前ですよね。
メガネは違います。
小売店の棚に並んでいるのは、フレームという部品なのです。
レンズも削られる前は、お煎餅のように丸く薄っぺらい状態で袋に入っています。
このふたつを組み合わせてメガネを作るのは、小売店の役目なのです。
つまり、メガネのメーカーは小売店なのです。
トヨタは自動車メーカーです。
でも実際は、たくさんの部品会社から部品を買って、最終的に製品として提供する
プロデューサーみたいな会社ですよね。
皆さんは、トヨタの車にどんな部品が使われているかなどと
気に留めたこともないのでは? トヨタなら間違いは無いと信頼されていませんか?
これと同じ選択方法を取るのなら、メガネは小売店を第1基準として選ぶことになります。
ところが、この選び方が難しい。と言うより、その手段がない。
トヨタは圧倒的実績もさることながら、常にその製品レベルで他社と比較されているし、
その情報は、雑誌・新聞・サイトなどで報道されています。つまり、消費者はトヨタを知ろう
と思えば、その情報は溢れている。その中から、これと思う車種を試乗して決める。
一般的な購入方法は、ほぼ消費者の納得を得られる状況だと思います。
メガネ店選びには、これと同様のプロセスが全く無いのです。
はっきり言えば、買ってみないとその店舗の実力はわからない。評価もできないのです。
なんとも情けない状況なのですが、これがメガネ業界です。
あなたのメガネ店版トヨタは決まっていますか?